節税は計画時に試算しておくべきです。

支払うための決算時では遅すぎて節税は出来ません。

 

心豊かな人は

〈収める税〉を計算しています。

心貧しき者は

〈取られる税〉を計算しているのです。

 

乗物は「幾らで何処まで!」と、「何処から幾ら!」の二通りの見方があります。

前者は乗る時すでに決っている定額料金です。

後者は降りる時に決まるタクシーの不定額料金です。

災難は最悪の事態になったと思ったほうがベターです。

保証倒れに遭遇したとき

その債務から逃げようとしたことが、

かえって債務額が増し失敗することがあります。

保証を取消すことはなかなか難しいことですから

一度その全額を一人で受け被ったと覚悟して、

その債務がどうすれば減るかと最善の努力すれば、

保証額が減った分だけ儲ったような気分になります。

また、相手を恨むことより交通事故に遭ったと

〈発想の転換〉をすれば大へん気楽になり、

良い考えが浮かぶものです。

災難から逃げれば被害がますます甚大になります。

大衆が常識と思っている中から

不合理を発見する着眼があれば、

正しい洞察力を醸して新しい発見となります。

 

一生を中途半端で暮す若い人が多い昨今です。

若い内は人生の中途だからよいものの、

若死すれば中途半端な人生で終って

〈残念至極と未練が残る人生〉で終わります。

だから、

未練を無くすためには、

若い内から一生懸命毎日を大切にして

反省の日々を送らねばならないのです。

官僚との交渉ごとで

「前例がないから」と、ていよく断われました。

新しいことに取り組むのを嫌がるのは、

官僚の悪い習性であります。

〈出来なくとも元々損はしない〉と思い、

「前例がないから前例にこだわる必要がない?」と

「新しく前例をつくるチャンスではないか!」と

言って再度交渉してみました。

素直な官僚でスムーズに「前例」をつくりました。

 

知れば知るほど

知らぬことが多くあることを知りました。

『方程式』とは、誰にでも何処にでも

通用する〈天地の法則〉を指しているものです。

 

ものごとは〈将来どうなる?〉と言うことよりも、

〈どうすべきだ!〉の即応性が必要であります。

 

即応性を身に付けるために、

かねてから自分自身の体験から編み出した

『方程式』を作るべきであります。

その『方程式』が咄嗟のとき役にたちます。

そのとき正しくない間違った結果になるようでは

その『方程式』は〈天地の法則〉ではないのです。

「商人は下賎で自分は高貴な職業 」と

言う一部の先生がいます。

その〈高貴な人〉間と思っている先生方の中でも

悪行をする人がいます。

商人も先生方と同じく悪行をする者もいます。

 

悪徳商人達が、世情にうとい先生のみを

餌食にして騙しているのです。

騙された先生は

己が世情にうといのを棚に上げ、

〈すべて商人が下賎な者〉と

思い込んでいるのです。

物ごとは体験から自然に醸しだした判断力が

なければならないものであります。

 

夜明けにタクシーの通るのを見て

凡人は

〈何処で何時間遊んできたのだろうか?〉と

朝帰りの客の顔を見ています。

賢者は

〈何処で何時間働いてきたのだろうか?〉と

働いている運転手の方の顔を見ています。

何ごともこのように、双方の立場が違う二通りの

見方があることに気づかねばなりません。

講演を聞いて!

「つまらなかった、為にならなかった」と

と言う人がいました。でも、

その講演が「つまらなく為にならなかった」と

〈気づくだけでも為になって〉いるではないか。

だから「発想の転換」を身に付けたがよいのです。

 

本を読んでみて!

「つまらない、為にならない本だ」と思ったら、

〈何故つまらないか〉の何故かに気づくだけでも

それが為になっているのです。

だから、良書、悪書ともに読者の為になるものです。

就職先の会社を、

見かけだけで選ぶと大失敗することになります。

競争率が高いのが必ずしも

〈優良会社ではない〉のです。

一度その会社の退職者率を調べて見てください。

案外、定着率が悪い欠陥会社を発見できるものです。

 

会社も同じことで、成長期に入っている会社と、

老化して成長が止まっている会社があります。

だから、老化する会社を見限って辞めたのはよいが、

居残った社員は〈会社の老化現象〉が乗り移り、

能力が老化現象で成長が止まりボケ社員となります。

この世の中は、

〈矛盾と無駄と馬鹿〉でバランスがとれています。

矛盾だらけの世の中ゆえに

無駄なことで馬鹿なことを醸しだしています。

矛盾とは、

〈己の心の中にどの方向がよいか〉と

辻褄が合わぬ二つ心があるのを指しているのです。

その矛盾性を

〈無駄と馬鹿〉なことがあることで補っているのです。

もしも、

この世に矛盾と無駄と馬鹿が存在しなかったなら、

「さぁ大へん」と騒ぎ出し終始が着かなくなります。

世の中で一番無駄な時間は、

空港で遅発の時間待ち、

それに火葬場で骨に焼けるまでの時間待ち。

その無駄な時間を満たすには、

常にポケットに冊子とメモ帳を

忍ばせておくとよいでしょう。

リラックスなひとときに良いアイデアーが生じます。

 

言葉はお国柄によって色々と異なっていますが、

〈言語障害者は万国共通語!〉です。

言語障害になったつもりの海外旅行をしてみたら、

何ら言葉に不自由することはありませんでした。

ピカソの絵の素晴らしさの良さは一口には

説明が出来きるものではありません。

それは、

ピカソのほうがこちらより優れた頭脳だからです。

説明ができる程度の絵であるならば、

こちらより以下の頭脳だから

大した絵ではないのです。

 

この世の中は、ピカソの絵と同じようなものです。

偉い人の考えはさっぱりわからないものです。

相手の考えが手に取るようにわかるときは、

その相手の知能指数はこちらより低いのです。

料理を食べながら他の美味しいのを思えば、

いま食べているものが不味く感じてくるものです。

折角食べるのだから、

美味しいものと比較するよりは、

過去の不味かったものと比較して

食べたら美味しく感じてきます。

 

何ごとも最良の時を思い出して物ごと運ぶと

僅かな障害に会ってもつまらなく感じて挫折します。

どんな事態に遭遇したときであっても、

最悪だった時と比較して努力したほうが

自ずから道は開けてまいります。

〈女道楽〉と〈女たらし〉とは全然異なります。

家庭を守りながら、相手の女性に経済援助を

して遊ぶのを〈女道楽〉と言います。

 

家庭を犠牲にして、相手の女性に経済援助を

せずに遊ぶのを〈女たらし〉と言います。

駄目男は〈女道楽」〉のつもりが、〈女たらし〉で

女房にばれてわが家から追い出されました。

 

何れにしても女性問題は〈時間と金〉がかかり、

その〈時間とお金〉は永久に戻らないことを

覚悟しなければならないのです。