記者のインタービューは注意しましょう。


五分間喋ったのを、その記者の思想によって

こちらが述べた主旨と全く反対の記事になる

ことがよくあります。

三〇分間のインタービューを五分間に縮めると、

字配りの配置により真実ではなくなるのです。

だから〈報道をそのまま信用できない〉のです。


兼ねてからより多くの情報を集め、

体験から生じた洞察力があれば、

〈報道の裏を読む〉ような人になれるのです。

打ち明けられた機密は、

己一人が入手したものと思ってはならない。

こちらが入手できるほどだから

相手の〈ライバルも入手している〉のです。


打ち明けてくれた機密を信用しても、

その入手先の相手から他の第三者にも

同じ機密が漏れているかも知れない?。

たとえ〈漏れてはいない〉としても

〈漏れている〉と推察したほうがベターです。


一つの情報では先を越されることになります。


統計を信用したら

とんでもない失敗をすることがあります。

その統計資料のアンケート収集にあたって、

いいかげんな学生アルバイトを使って

いいかげんに集めさせた資料を

軽率な先生が真剣になって整理した統計ですから。

その統計を基にしたら大変なことになります。


例年全く同じような収集方法による統計は

過年の指数と比較して、

〈どのような流れの変化をたどったか〉の

参考にすることができます。