大器の人と小器の人との相違点は?
大器の人は、目標を立ててそれを果たしても、
〈目標の立て方が過少すぎではないか〉の
反省をして進歩している人を指しています。
小器の人とは、目標を果たしたら、
「自分のやり方が良かったからだ!」と、
自惚れをして進歩が止まった人を指しています。
大器の人は器が大く、幾ら努力しても満たさない。
だから途中で諦めたら「大器少盛型?」で終ります。
〈大器晩成型〉と〈小器早成型〉との相違点は?
小器早成型は器が小さいので、
中味を満たすには時間がかからないが、
その器以上を望むと中身が溢れ出して、
生涯小器のままで終ります。
若くて成功したならば宿貝の如く
今までの器より少々大きめの器に移り、
またその中身を満したら次ぎの大きな器に移り
繰り返しを続ければ何れ〈大器晩成型〉となる。
小器であるのに「自分は大器晩成型だ」と自惚れれば
晩成どころか〈小器早成型〉で一生を終ります。
「失敗は成功の母!」と諺にあります。
その失敗した原因が何かを知らずにいるならば
単に「失敗は失敗の母?」となります。
だから、
〈なぜ失敗したか〉の要因を追求すれば、
「失敗は成功の母!」にとなるのです。
母親は、己の子供に同じ失敗を
二度と繰り返すような躾をしておりません。
また、そのような馬鹿な失敗を望んでいないのです。
投機で失敗する要因は?
欲のある勧誘社員が勧めたのを、欲の心で信用して
「しまった!」と、己れの無知に早く気づけば
僅かな損で済むのですが、
もともと上がると信じて買ったのが下がり、
〈そんな筈がない〉と欲の心で追加金を支払い。
また下がれば〈そんな筈ではなかった〉と、
また追加金を払う。それを繰り返して
終末は〈元金だけでも取り戻せばよい〉と
再度の追加金を払って大損することになります。
儲けるときは「下がる気配だから」と、勧められ、
小刻み売りの繰り返しで僅かな儲けで終わります。