税金のすべてを経費と思えば気が楽になります。
この世に生れきて人並みの暮らしをするためには、
いろいろと生活費という費用がいります。
むかし、何不自由なく商売できるようにと
地方の親分達に十手を与えて〈みかじめ料〉を
納めさせたのが直接税の始まりといわれています。
十手を与えられた親分はその土地で商売が
安心して出来るように取り仕切っていました。
だから、みかじめ料を納めたくない者は、
その土地で生活の糧である商売は出来なかった。
所得税や法人税は儲けから支払う後払い税です。
仮にそれを前払いの税と置き換えてみれば、
税金は経費の内という考えが湧いてきます。
「所得税は糞のごとし」と、言った人がいます。
出す糞を思い出せば食べものが不味くなりますが、
快便は気持がよくてルンルン気分です。
相続で税金を取られると思えば腹が立ちます。
財産はもともと親の所有物です。
親が亡くなりその親から『店じまい処分市』の割引券を
貰い、財産を買うと思えば気が楽になります。